第653話　The Theatre Suicide SCENE7

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過去の話…
簪を持っている京楽の兄「え？1本でいいのか？どうして？」
七緒の母「…もう1本は貴男が持っていて下さい　虚討伐で貴男が傍に居ない時も同じ物を持っていることが私の励みになります」
頬を染める兄

それをからかうような顔で見ている京楽
頭突きする兄「何だその顔は！」
京楽「いてえ」
兄「お前は帰って勉強でもしてろ馬鹿者！」
京楽「…兄貴やっぱり丸くなったよ」
兄「…そんなつもりは無いな　もし俺が丸くなったように見えているとしたら　あれの優しさがそう見せてくれているんだろう」

リジェの攻撃を必しにかわす七緒「（知らなかった…剣をとって戦うことが…こんなに怖いなんて…）」
息も荒れ、手が震える七緒
その時、左足からちが流れる
七緒「（斬られてる…今の弾けた光で斬れたのかも知れない…　痛い…斬られるってこんなに痛かったんだ
痛い　怖い　足が動かない）」
七緒を後ろから支える京楽
七緒「（隊長…）」

リジェ「…ン　出て来たか　全く….部下の後ろに隠れて出るなんて…悪い隊長だ　”神の喇叭(トロンペーテ)” を聴いて◯ね」
京楽「いくよ、七緒ちゃん」
七緒「…」
京楽「大丈夫、僕が後ろで支えるから」
七緒「（ああ、隊長の優しさが流れ込んでくるようだ　隊長を支えるつもりで戻ってきたのに、結局支えられてるのは私だ
自分で立つ事もできない私を　隊長はいつも支えてくれる）」
強い瞳を取り戻した七緒
神の喇叭を吹くリジェ、それは辺り一帯を吹き飛ばすが…

身体が斬られているリジェ「…ン？」
七緒と京楽がいるところだけ足場が残っている
リジェ「…ああ、そうか　神の力を弾くと言っていたんだったな　ふふ…神の力を弾くなどと全く…罪深いな」

散り散りなり堕ちていくリジェ
次回、BLEACH ブリーチ　654　へ！！